仕方ないしーなメモ

　誰が敵で誰が味方なのか。誰が悪で誰が正義なのか。『魔法少女まどか☆マギカ[魔獣編]』2巻は劇場版『[新編]叛逆の物語』を初めて見たときのワクワク感とドキドキ感を思い出させてくれるような1冊だった。

　TVアニメと劇場版新編の間を埋める、原作では語られなかった物語。一言で表せば『魔法少女まどか☆マギカ[魔獣編]』はそういう話になると思う。

　『かなめけ』は『魔法少女まどか☆マギカ』の主人公である鹿目まどかが家族やクラスメイトと過ごすゆるい日常を描いたまどマギスピンオフ4コママンガである。原作まどマギでほむらが望んでいたのはきっとこういうまどかの幸せな日常だったんだよ！

　『アウトオブエデン』はワルプルギスの夜を倒した直後、キュゥべえがほむらの死体へ向かって一方的に持論をまくし立てるという恐らく前代未聞の物語である。

　まどほむ中心オールキャラ風味の上質なまどマギ二次創作を描き続けるサークル「きのこなべ避難所」のC87新刊は『ニセカノ』と『きのこなべ避難所総集編』の2冊だった。イチャイチャ具合もコメディ具合もなんかもうすばらしすぎてぐうの音も出ない。

　毎回毎回すばらしいまどほむを提供してくださるサークル「きのこなべ避難所」のC86新刊はまどほむ本が2冊！　とろけるように甘くどこかほろ苦い極上のまどほむが！　今ここに！

　かつてパーティを組んだことのある某悪魔っ娘に「強がって無理しすぎてそのくせ誰よりも繊細な心の持ち主」と評された魔法少女も今は昔、三十路となった現在は飲んだり食ったりぐうたらしたりの気ままな毎日を過ごすマミさん。そんなマミさんの生態を活写した『巴マミの平凡な日常』の2巻では相変わらずのアラサーお一人様暮らしと家族の絆をテーマにしたまさかのシリアス回が描かれている。

　5月3日から6日に渡ってサンシャインシティ・ワールドインポートマートで開催された「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ展 もう一度あなたに逢いたい…」（以降、まどマギ展）へ5月4日に行ってきた。

　昨年10月に公開され、年末に興行収入20億円を達成したという『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編]叛逆の物語』（以下、『叛逆』）。そのコミカライズ完結編となる3巻は原作以上に魔法少女たちの関係性が深く描かれた物語となっている。

　時にストイックに、時に艶っぽく、激甘なまどほむとほむまどを描き続けるサークル「福屋」のC85新刊『きらきら』は、『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編]叛逆の物語』（以下、『叛逆』）のその後の日々を送るまどかとほむらを描いたマンガとなっている。