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2015/11/16

100年後の未来はどんな世界になっている? Happa『100年後 2115』

『100年後 2115』

 「あるかもしれない未来を集めた1ページ漫画です」と書かれたそれは文字どおり今から100年後の2115年を舞台にしたマンガの短編集となっている。これがまたおもしろいんだ。

 そう言えばドラえもんは2112年9月3日生まれという設定なので、100年後の2115年は(まだのび太の下へと行っていなければ)ドラえもんが闊歩している未来の世界だ。そんな100年後では一体何が起きているのか。
 このマンガでは100年後の未来予想図として仮想空間で妹として過ごす兄がいたり、月が大接近したり、氷河期が訪れたり、逆に温暖化していたり、気軽に火星旅行ができるようになっていたり、百合の園になっていたりする様子が描かれている。基本的にギャグなんだけれど、鋭いところを付いてきたり、しんみりさせたりするところがとてもずるいと思う。ずるい! ずるい! こう、少し不思議というか、そこはかとなく不思議というか、そんなすこしふしぎ系のSFになっているのがまたいいんだよね。

 最後の軌道エレベーターみたいになったビッグサイトは必見。

【出典】
・おーみや 『100年後 2115』 Happa、2015/11/15発行
【comitia114】100年後+α→本文サンプル
Happa→作者のサイト

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