仕方ないしーなメモ

　今回参加するに当たって人の多さと濃さには散々脅され……、もといご心配いただいたが、こちらも逆三角形の建物にて夏冬に行われる某祭典で伊達に鍛えているわけではない。結論から言うと、
　航空祭→参加者の年齢層が幅広い、移動はできる、行列が長いのは踏切の手前と出店ぐらい
　某祭典→参加者は10～30代が中心、移動できないところが多々ある、行列が長いところが多々ある
という印象だった。公式の発表によるとこの日の来場者は29万人なので、某祭典と比べると1.5倍から2倍の人が来ていたことになる。

　以降、写真とともに当日を振り返る。写真はコンパクトデジカメのCANON PowerShot S95を使ってほぼオートモードで撮影し、適当に明るさの調整や画面の切り取りを行ったものになる。

　入間基地の最寄り駅である稲荷山公園駅には池袋から西武池袋線に乗って揺られること4、50分ほどで到着した。臨時改札口から基地方面へ進む行列に並んでいると、エンジン音と共にT-4 練習機が上空を飛び過ぎて行くのが見えた。

　T-4だけ拡大。航空機などの型番や機種名は後から調べたものなので、このときは「なんか飛んでる！」ぐらいにしか思っていない。
　※文中の型番や機種名などに誤りがあることに気づいた方はそっと教えてくださいませ。

　踏切を渡るとそこはもう航空自衛隊入間基地。青空に航空祭の幕が映える。当初懸念されていた荒天は日付が早い方向にずれたため、この日は見事に快晴となり気温も20度前後まで上昇した。

　航空機展示場前の広場に着いたときにやっていたのは災害救助の実演だった。山林火災を想定してCH-47J チヌークが2トン（？）の水を運ぶというもの。実況の「チヌーーーーーク！」というかけ声は名物だそう。

　駐機しているT-4が壮観すぎて。

　これが噂のブルーインパルス！　オイテケッ！

　救助ヘリであるUH-60J ブラックホークによる山岳遭難救助（だったような）の実演。ヘリは救助の間ずっとホバリングしていた。

　UH-60Jから救助用具と共に隊員が降下する。

　遭難者を救助し、無事にUH-60Jへ収容した。

　続いて隊員がUH-60Jへ戻る。

　遭難者と隊員を確保したUH-60Jは一路安全なところへ飛び去っていった。

　植え込みの上に何かいるー！　と思ったら自衛隊員がウルトラマンと共にバルタン星人と戦っていた。

　C-1 輸送機、空を行く。陸自空挺団の落下傘は強風のため中止となった模様。

　航空機展示場前の広場はものすごい人集りで、人の行き来も常に絶えることはなかった。

　昼ごはんとしていただいた「いるまの豚丼」と肉巻き串。豚丼は入間で育った豚を使用した地産地消の一品で、肉巻き串は中に入れられた米のもちもちした食感が特徴。

　ブルーインパルスの航空ショーが始まる少し前に格納庫へ行くと、T-4の脚を出したり引っ込めたりしていた。

　このときは見られなかったが、陸自の落下傘は大変素晴らしいそうなので是非リベンジしたいところ。

　いよいよブルーインパルスの航空ショーが始まる。パイロットの紹介や機体に乗り込むところを実況していたが、離れている上に人の壁が厚いためまったく見えず。

　最初に4機のブルーインパルスが飛び立った。4機による一糸乱れぬ編隊飛行は圧巻の一言。

　4機に続いて飛び立った1機による宙返り。

　ブルーインパルス5機による編隊飛行。凄すぎて言葉も出ない。

　宙返り飛行と横向き飛行。三半規管どうなっているの？

　彼方から飛んできた5機のブルーインパルスが基地の手前で散開。

　高空へ急上昇した後に急降下するブルーインパルス。この際パイロットにかかる重力加速度（G）は6倍だそう。

　ブルーインパルスが披露する技にはひとつひとつ名前が付いていて実況で解説してくれる。が、覚えていられるはずもなく。

　ブルーインパルス4機によるスモークの軌跡は現地で見ると息を飲む素晴らしさ。

　パイロットが逆さになりながら僚機との間隔を維持して飛行する4機のブルーインパルス。

　3機のブルーインパルスによって青空に描かれたハートマーク。大きすぎて写真に入らない。

　上昇した後、宙返り。

　見ている方がもうどっちを向いてどっちにカメラを構えているかわからなくなる。

　写真でしか見たことのなかったあの航跡が眼前に。

　ブルーインパルス6機すべてが集合し、大空に6つの円を描く。

　裏返しになったまま2機のブルーインパルスが至近距離ですれ違う。

　写真を切り取る前はこんな感じ。このときは偶然すれ違いざまを捉えることができたが（見切れたけれど）、目の前を高速で飛ぶブルーインパルスをカメラのレンズ越しに追うのは想像以上に至難の業だった。

　ブルーインパルス4機の描くスモークはフォークのように広がり、やがて収束する。

　最後に2機が螺旋を描きながら乱れ飛ぶ大技を披露してブルーインパルスの航空ショーは終わりを迎えた。

　航空祭は誘われなければ一生行く機会はなかったと思うため、このような得がたい機会を与えていただいたことには感謝の念を禁じえない。本当にありがとうございました。それにしても青空をキャンバスに描かれるブルーインパルスの航跡を始め、航空ショーはどれも大変素晴らしく壮大で、直接見たいし写真にも撮りたいというジレンマに陥ること甚だしい。毎年のように航空祭に足を運ぶ人の気持ちが少しだけわかった気がする1日だった。

　航空祭の後は池袋の某所で日本酒と季節の料理をいただいた。どれもこれも超うまい。

【出典】
・お知らせ | 入間航空祭→航空自衛隊入間基地サイト内のイベント情報

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