「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ展 もう一度あなたに逢いたい…」(5月4日・東京会場)へ行ってきた。
5月3日から6日に渡ってサンシャインシティ・ワールドインポートマートで開催された「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ展 もう一度あなたに逢いたい…」(以降、まどマギ展)へ5月4日に行ってきた。
五月晴れで朝から気温も上がったこの日は何かをするにはちょうどよい日だった。とはいえ、まどマギ展は屋内だから天気が良いか悪いかはあまり関係がない。このときはまだそう思っていた。
正直に言えば高を括っていた。開場1時間前の9時に着くように行ったのにワールドインポートマートの外周は入場待ちの人で既に長蛇の列になっていた。しかも不運なことに、待ち行列の最後尾に並んだところはちょうど南東向きの日当たり良好な場所だったため、それからたっぷり1時間以上日光浴をしながら過ごす羽目になった。
待機列にいる人はぼっちから友人同士、カップル、家族連れまで幅広く、中には三世代と見受けられるグループもあったりと、まどマギファンの裾野の広さを感じさせた。
「さやかちゃんLOVE」と書かれたらくがきがあったところを見ると、あんこつんがまどマギ展に来ていたようだ。
事前に広報されていた開場時間は10時だったが、この日はあまりの混雑っぷりに20分前倒しの9時40分に開場となった。それでも自分が会場に入ったのはちょうど11時だったので、待ち時間は開場から起算すると80分、列に並び始めた時間から考えると120分だったことになる。
そうしてようやく入れたまどマギ展。「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ展 もう一度あなたに逢いたい…」のタイトルと映画冒頭の1シーンを再現した入口に、否応なしにテンションが上がる。
「待たせちゃってごめんね。入場までずっとがんばってきたんだよね」
そんなアルまど様の声が聞こえてくるようだ(幻聴です)。
ナイトメアオル! チーズニナッチャウ!!
まどマギ展に来る者の多くにとってはいまさら感のある主要人物紹介。ここで注目すべきはカメラ目線の魔法少女たちの中で1人だけまどかの方を向いている安定のほむほむだと思う。
入口を潜って辿り着く最初の部屋は『始まりの物語』『永遠の物語』を模しており、以前六本木ヒルズで開催された「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 複製原画展 ―始まりと永遠の物語―」(以下、まどマギ原画展)でも披露された等身大リボほむのフィギュアが出迎えてくれる。
次の部屋へ向かう途中の通路にはOPのある場面を表したパネルがあった。このパネルは見る方向によって異なる絵柄となる。
ナイトメアオル! チーズニナッチャウ!!
ということで、続く部屋はピュエラ・マギ・ホーリー・クインテットの活躍を描いた一角だった。
ピュエラ・マギ・ホーリー・クインテット!
『叛逆の物語』を初めて見たとき、あのまどマギらしからぬ変身シーンには度肝を抜かれたよね。
ケーキ! ケーキ! まあるいケーキ!
まるまるふとって召し上がれ!(ヤケクソ)
私たちの戦いって…これで良かったんだっけなあ。 み○を
その次の部屋はほむほむが自分たちの戦いに疑問を抱く場面となっている。これは屋上でお弁当を食べていたシーンで登場したベンチ。一緒に混ざりたい。
そりゃあ、「やーい、やーい、さやかー!」なんて囃し立てるあんこつんを見たら誰だって何かがおかしいと思う。
ほむらが杏子に喧嘩を売ったカフェを模したセット。眺めているとテーブルのカップを増やしたくなる衝動に駆られる。
どうでもいいけれど、レイトショーで見に行くといつもバスのくだりで眠くなる。
「魔女、それは」のほむらのモノローグのあたり。
窓は劇中ではまどかの比喩として描かれているが、窓を開けると中にはほむほむの使い魔がいる。略すと「まどかの中にはほむほむがいる」。
薔薇園の魔女の使い魔がぎゅうぎゅうに詰め込まれた窓。なにげにかわいい。
ほむらとマミさんが行き違いを見せ始めるあたり。マミさんの家に飾られていたマミさんとベベの思い出の数々も展示されている。
マミさんとベベ。家族の肖像といった感じ。
絶好調のマミさんとほむほむのガン・カタシーン。何度見てもマミさんが格好いい。この強いマミさんが見たくて何度も映画館へ行ったと言っても過言ではない。
「ほうら、埒が明かないわよ」の場面を模した展示ではマミさんとほむらの息づかいが聞こえてくるよう。
まどかがほむほむを押し倒した例のゴンドラ。この後滅茶苦茶(ry
まどかとほむほむがよく逢い引きしていた高台の花畑。この後滅茶苦茶(ry
「ほむらちゃん、ひとりぼっちになったらダメだよ」は『叛逆の物語』屈指のキマシーン。
「あなたは本当のまどかだわ」は『叛逆の物語』屈指の(ry
キュ?
Gott ist tot!
偽りの日常が崩れ去り、真実が明らかになるときが来た。ところで、僕の偽りの日常が崩れ去るのはいつですか?(現実を見ようか)
ほむほむヤンデレの極み。
それまでキュウキュウとしか言わなかったキュゥべえが正体を現し長広舌を繰り広げる場面が自分は大好きです。
彼岸花に囲まれる魔女と化したほむら。それは文字どおりほむら葬送のための手向けである。
パルミジャーノ・レッジャーノ! 魔法少女たちと魔女化したほむらとの最終決戦が今始まる。
魔法少女なぎさのレシピが魔女文字で書かれている。
なぎさの等身大フィギュアなのです!
お持ち帰りしたい(^ω^)←この人です。
まどかの不安げな表情を見ていると、いくら記憶を失っているとはいえとても神様とは思えない。ほむらが作り出した偽りの世界では、まどかはほむらの理想を反映した1人の少女に過ぎないのだろう。
現役の魔法少女と円環の理のカバン持ちとかつて魔女だった魔法少女たちの総力を集めた戦いは何度見ても涙なしには見られない。
「胸糞悪くなる夢を見たんだ」から始まる杏子とさやかの対話は『叛逆の物語』屈指のキマシーン。
カップルつなぎだと……!
インキュベーターの封印なのです!
よく見ると「待たせちゃってごめんね。今日までずっとがんばってきたんだよね」と書いてあるがコンデジではこれが精一杯。
まどかとほむらがお互いの弓を交わらせて1つにするくだりにはいろいろな隠喩がありそうでドキドキしますね!
「まどマギ原画展のときにも降臨したアルティメットまどかの等身大フィギュア。すばらしい……!
きっと「わたしが避けちゃう!」のくだりにもいろいろな隠喩が(ry
「希望よりも熱く、絶望よりも深いモノ――愛、よ」はよく街角で見かける神のお言葉を記したパネルに混ざっていても違和感がないレベル。
次回のイベントでは悪魔ほむらの等身大フィギュアとして顕現しているんですね、わかります。
さやかちゃんは不思議ちゃんかわいい。
改編後の世界でしばしば円環様として覚醒しかけては悪魔ほむらを振り回すまどかさんこそ本当の悪魔ではないだろうか(薄い本調べ)。
サントラの曲名が「happy ending」なので『叛逆の物語』はハッピーエンドだったことを知った。
限定ブックレット。声優やスタッフのサイン色紙やアンケートなどが収録されている。
展示会場に併設されていた「まどか☆マギカCAFE」は高校の文化祭によくある感じのカフェだった。
「まどか☆マギカCAFE」メニュー表とドリンク以外のメニュー全種類。
キュゥべえアイス黒蜜がけ。黒蜜をかける前から既に崩壊しかけている……。
さやか&杏子ドリンクの最初の状態と2人が溶けて混ざり合った後。
展示会場に併設されていた物販はひどい混み様だったため行かなかったが、その入口に展示されていたグッズなどはそこそこゆっくりと見ることができた。これは応募者からの写真で作ったピクセルアート。
一家に一体、アルティメットまどかのご神体はいかがでしょうか。
物販で3,000円以上買うと1つ貰えたというまどかとほむらのグラフィグ(非売品)。
「ソウルジェムライト叛逆の物語セット」は悪魔ほむらのダークオーブに呪いよりもおぞましい色ver.のほむらソウルジェム、さらに魔法少女5人のソウルジェムも付いてきてお値段5,400円。ジ○パネ○トた○たの社長に是非紹介してもらいたい。
これから発売されるフィギュア。上段中央の悪魔ほむらは5月17~18日の日程で開催された大阪会場では彩色された状態で展示された。
暁美ほむら黒ワンピースVer.のフィギュア。「まどかを支配するつもりね!」ってどの口が言うかという感じではある。
「一番くじプレミアム 劇場版 魔法少女まどか☆マギカ ~スペシャルリミテッド~」の景品たち。
静かに寄り添ってどこにも行かない感じのまどかとほむら。
!すでのな
チーズニナッチャウ!
「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ×Fashion」からはまどかとほむら、さやかと杏子、マミさんとベベの3組をそれぞれワンポイントであしらったシャツや背中にまどかやマミさんを刺繍したシャツなどが登場するという。ワンポイントの方はぱっと見ではそれとわからないから仕事に着て行ってもバレないね!
9時から入場待機列に並び始め11時にようやく展示会場入り、それから80分かけて展示を見て回った後、カフェで40分並んで買った飲食物を30分でいただき、最後に物販入口のグッズ展示を見る。都合5時間の行程で半分は待ち時間だったが、チケット前売りで2,000円、限定ブックレット付だったので4,000円を支払うだけの価値はあったと思う。限定ブックレットが2,000円相当とか考え始めたら負けだ!
それにしても今回のまどマギ展はとにかくものすごい混雑だったという感想に尽きる。半年前に六本木で行われたまどマギ原画展は、開催の時期と長さが異なり、また行った時間帯も違うため単純な比較はできないが、並んだのは飲食と劇団イヌカレーのこまい展示ぐらいで今回ほどのひどい混雑にはならなかった。これが展示の趣旨や会期の違いに依るものなのか、はたまた『叛逆の物語』から見始めたファンを取り込んだ結果なのかはわからないが、『魔法少女まどか☆マギカ』の人気の程を思い知ることになったイベントだった。
ついでに。同じ日、秋葉原のコトブキヤで展示されていた私の戦場はここじゃない感じのほむらさんフィギュア。
【出典】
・劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編]叛逆の物語→公式サイト
・【公式】魔法少女まどか☆マギカ→「魔法少女まどか☆マギカ」イベント公式サイト
・みんなで創る!!魔法少女 まどか☆マギカ ピクセルアート Dot de madoka☆magica
・ソウルジェムライト叛逆の物語セット
・一番くじプレミアム 劇場版 魔法少女まどか☆マギカ ~スペシャルリミテッド~
・劇場版 魔法少女まどか☆マギカ×Fashion
【関連記事】
・「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 複製原画展 ―始まりと永遠の物語―」へ行ってきた。→2013年10~11月に開催されたまどマギ原画展へ行ったときの雑記
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