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2014/03/18

様々な特徴を持った人魚たちのそれぞれの日常。 犬犬『深海魚のアンコさん』第2巻

『深海魚のアンコさん』第2巻

 額から誘因突起を提げたチョウチンアンコウの人魚・アンコさんと人魚好きの変態女子高生・若狭の2人を中心に、人魚と人間との交流を描いたほんのり百合風味のコメディマンガ『深海魚のアンコさん』は、2巻でも様々な特徴を持った人魚たちのそれぞれの日常を見せてくれた。

 2巻ではアンコと若狭がアンコのライバル(?)で闘魚の人魚であるベタ子と中二病のアカメフグ人魚であるアカメの4人で登山に行ったり、アンコさんが風呂に入ったり、引きこもっているカクレウオの人魚が学校へ行けるように奮闘したり、ヒーローの手伝いをしたり、アンコさんが銭湯に入ったりする。その過程で2人はそれぞれ元となった魚の特徴を持つ人魚たちと知り合うことになるが、考えてみると人間から見たら多様性に富み奇異に映る人魚の生態も当の人魚からするとありふれた日常の1コマなんだろうなと思えてくる。おとぎ話や言い伝えの中にのみ生きる人魚という種族をごく卑近な存在として描いたマンガ。それが『深海魚のアンコさん』なのだろう。

 ところで、2巻は水着回あり、お風呂回が2話もありと、さりげなく豪華な巻だった。

【出典】
・犬犬 『深海魚のアンコさん』第2巻 ほるぷ出版<メテオCOMICS>、2014/3/20発行
深海魚のアンコさん - COMICメテオ→今なら単行本の続きの第16話から読める。

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