仕方ないしーなメモ

　『ちっぱい』は、女の子の胸のサイズを見ただけで当てる能力（俗に言う人間メジャー）の持ち主である花見くんが「ちっぱいがーる」である羽生さんの偽装巨乳を見抜いてしまったことから、羽生さんの初めてのブラを見繕ったり×××たりする話だ。おいちょっとその役目代わりたまえ。
　一方、『ちっぱい２』は『ちっぱい』の後日談で、私たちいいふいんきだけど付き合っているのカナ？　いないのカナ？　夜も寝られないよー！　と羽生さんが悩む話だ。というか、もう勝手にしてくれ。ふいんきがなぜか変換できないけれど、訂正する気力も起きないよ。

　『ちっぱい』の見所はちっぱい羽生さんと一線超えたことを境に花見くんの能力に変化が訪れたことだろう。羽生さんのちっぱいに最適化した花見くんの索にゅう能力は今後も羽生さんのちっぱいの無変化を日々刻々と記録してゆくことだろう。花見くん変態だな……（どっちが）。
　また、『ちっぱい２』は喩えるならひたすら羽生さんによる花見くんとののろけ話を聞くようなものである。おいとっとと爆発しろよ（床をごろごろ転げ回りながら）。なお、エピソード・オブ・ぎにゅうとしては『ちっぱい』で完結していて『ちっぱい２』の羽生さんは終始ちっぱいだが、裏表紙に「もう偽乳じゃないってば！」と書いてあるのでタイトルに偽りはない。ぎにゅうが必要悪ならちっぱいは正義だと思う。

　羽生さんがちっぱいを克服するために飲んでいるきなこ牛乳のような甘ったる～いラブコメ、『ちっぱい』と『ちっぱい２』はそんなマンガだ。

【出典】
・深山おから　『ぎにゅうのあの子はちっぱいがーる』　kirazu、2013/5/5発行
・深山おから　『ぎにゅうのあのこはちっぱいがーる２』　kirazu、2013/12/30発行
・【COMITIA104】ぎにゅうのあの子はちっぱいがーる→内容のサンプル
・【C85】ぎにゅうのあのこはちっぱいがーる２→内容のサンプル
・kirazu | 創作同人サークル→サークルのサイト

【関連記事】
・骨の髄まで愛してる、もとい、ぱんつのゴムまで恋してる。　深山おから『俺のぱんつが狙われていた。』第1巻（2014/1/25追記）
・ちっぱいあの子はぎにゅうがーる再び！　kirazu『ぎにゅうのあの子はちっぱいがーるのまとめ』（2014/5/6追記）
・俺ぱんの原点を見よ！　ぱんつを巡るもう1つの物語。　kirazu『俺のぱんつが狙われていた～村田くんと柚子ちゃん～』（2014/5/6追記）
・ぱんつ娘の悲痛な決意とガチ百合っ娘の遠大な野望に僕らは悶える。　深山おから『俺のぱんつが狙われていた。』第2巻（2014/10/26追記）
・私のちくびが狙われていた。チョロい後輩と頭のおかしい先輩の乳首を巡る抱腹絶倒の百合コメディ！　kirazu『センパイ、おかしなこと言わないで！』（2014/11/24追記）
・心が洗われるような素晴らしさ！　「10秒見つめ合えれば恋人になれる」という説を信じた猫目の女の子と憧れの委員長との百合コメ4コマ　kirazu『君を10秒見つめたい』（2015/5/6追記）