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2014/04/10

女三人寄ればかしましい! セリフがないのににぎやかな女子高生たちの日々。 若井ケン『女子かう生』第1巻

ローアングルから『女子かう生』を激写

 『女子かう生』は問題なんて何もないような女子高生のもも子とゆかいな仲間たちのしょーもない日々を描いたマンガである。

 なんとかの天然水のようにヒューヒューした天然少女のもも子、いぶし銀のような渋さを誇るメガネっ娘のしぶ美、転入生であることを免罪符にひとりセーラー服を着続けるまゆみ。『女子かう生』はそんな仲良し女子高生3人組がチラリぱんつしたり、玉いじりをしたり、ドリルみたいなアレをもてあそんだり、穴にナニかを入れたり、そうして電車で隣り合ったサラリーマンを愉悦に陥れたりする話となっている(一部語弊があります)。

 このマンガの特徴は何と言ってもまゆみがまゆげかわいい、その一言に尽きる。……間違えた。このマンガの特徴は3人にセリフがなく、行動と擬音、ときどき何かに書かれたり表示されたりした文字だけで話が進むことだ。それは喫茶店のガラス越しに行き交う人の流れを見ているような、あるいは声という概念のない世界へ迷い込んだかのような印象を与える。
 またそれは逆に言えばセリフがなくてももも子たちの楽しさを共有できるということでもある。しょーもないいたずらを仕掛けては喜び合い、ファミレスで気心の知れた友だちと過ごす無為な時間に幸せを感じる。それがもも子たちの表情や仕草を通じてひしひしと伝わってくる。言葉には出さないけれど、もも子たちは女子高生という青春をめいっぱいに謳歌している。

 『女子かう生』という物語は基本的にアホな女子高生がアホなことをしているだけだ。それなのに油断しているとしんみりとするいい話に出くわす。それが何かすごく悔しい。

【出典】
・若井ケン 『女子かう生』第1巻、双葉社<アクションコミックス>、2014/4/10発行
女子かう生 | WEBコミックアクション→連載中
ワカヅクリ→作者のブログ

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