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2013/11/13

劇団ハノカゲーの演出に彩られた魔法少女たちのナイトメア退治がぐうかわいい! ハノカゲ『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編]叛逆の物語』第1巻

『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編]叛逆の物語』第1巻

 アニメ映画『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編]叛逆の物語』の公開から半月、そのコミカライズが遂に登場した。チーズニナッチャウ!

 劇場版新編が3分冊のマンガとして描き下ろされた。その1冊目に当たる本書では導入部からほむらが何かに気づいて単独行動を開始するまでの話が描かれている。
 円環の理として魔女を浄化する概念になったまどかがごく普通の(?)魔法少女として魔女でも魔獣でもないナイトメアなる存在と戦っていたり、あの白い契約獣が借りてきた猫のようになっていたり。劇場版新編を初めて見た者の多くが抱くであろう疑問や違和感は健在で、コミカライズから新編に入った者であればスピンオフか二次創作を読んでいるのではないかと錯覚しても不思議はない。特に、マミさんが魔法少女戦隊のセンターを張り、杏子やほむらまでもが必殺技を放つときマミさんに仕込まれたと思われる技名を叫び、どこか憎めないようなファンシーな敵に5人で力を合わせて立ち向かうなど、まるでマミさんが夢見る世界を垣間見ているような印象さえ受ける。そういうところまでこのコミカライズでは再現している。

 逆に劇場版にはないコミカライズならではの要素も盛りだくさんで、劇場では聞き取れなかったあの台詞あの技名を確かめられたり、調子に乗ってマミさんの真似をするさやかちゃんが見られたり、中表紙のルミナするまどほむにキマシタワーできたり、カバー下のおまけマンガがひどかったり(褒め言葉)など枚挙に暇がない。中でも小さいコマから大きいコマまで縦横無尽に操って、ときには劇団ハノカゲー風にタッチまで変えて、まどかを始めとした魔法少女たちのキラキラとした活躍をあふれんばかりに表現することはマンガでしかできないものだろう。
 劇場で見た後にマンガで物語を反芻し余韻に浸るのもよし、マンガで細部を確認した後に劇場へ足を運んでフィードバックしながらスクリーンに見入るのもよし。もちろんマンガだけでも『叛逆の物語』を堪能できる。いかようにも楽しめるのがこのコミカライズのいいところだろう。

 前述のとおり1巻はほむらが違和感の正体に感づいたところで話が終わっている。ということは、2巻では絶好調のマミさんが見られるはずで、あのマミさんを見たくて劇場へ通っていると言っても過言ではない自分には何とも楽しみである。そしてそれは同時にダークサイドに堕ちていくあの子と向き合うということでもある。過酷な運命から解放された魔法少女たちがなぜ再びそれと相見えることになるのか。物語が急展開を迎える2巻が今から待ち遠しい。

【出典】
・著・ハノカゲ、原作・Magica Quartet 『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編]叛逆の物語』第1巻、芳文社<まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ>、2013/11/12発行
ハチャ→作者のサイト。
劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編]叛逆の物語→公式サイト
劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編]叛逆の物語 感想というより単なるメモ(ネタバレ含む)→劇場版2回目を見た時点での感想というより単なるメモ。

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