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2013/09/16

「なぜ坂を登るのか」と問われて「そこに坂があるから」と答えたかどうかはわからないが、坂の上の自転車バトルを通じたガール・ミーツ・ボーイ さわーえりあ『坂の上まで』

さわーえりあ『坂の上まで』

 サークル「さわーえりあ」の『坂の上まで』は、坂の上にある高校へ通うため日々自転車での坂登りに挑戦しては完敗を喫している残念ポニテ少女が、ある日涼しい顔をして上り坂を登ってゆく自転車の少年に因縁をつけて勝負を挑む話だ。

 主人公の立花青菜はポニーテールの似合う女子高生だが、負けず嫌いが災いし、高校へと続く上り坂を自転車で登り切れなくなっては学校の壁を蹴りつけて悪態を吐くという非常に残念な人物だ。来る日も来る日も坂に挑み続けては途中で息切れして登れなくなり壁を蹴るということを繰り返しているが、そんな彼女の人格形成には中学生までに彼女の身に起きた出来事が多分に影響している。
 一方の少年は、青菜の目の前を颯爽と自転車で登坂してしまったために彼女に目をつけられ、遂に言いがかりをつけられた挙げ句に無用な勝負を挑まれてしまったかわいそう(?)な人物だ。ある意味被害者とも言える。

 ところがこのマンガはラブコメである。ガール・ミーツ・ボーイである。坂道、少女と少年、自転車勝負、と役者と舞台は揃った。そこにラブがコメらないわけがあろうか。いや、ない(反語)。そして単純なラブコメで済まさないために作者はいくつも仕掛けを作った。自分はまんまとそれにはまった。ただそれだけのことだったが、すごくおもしろかった。青菜も少年もすごく愛しい。もう爆発しろ!

 それにしても、黒髪ポニーテールのセーラー服女子高生と自転車の組み合わせは至高ですな。日本が生み出した文化の極みだよ。

【出典】
・やっか 『坂の上まで』 さわーえりあ、2013/8/11発行→サンプル
さわーえりあ→サークル「さわーえりあ」のブログ

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