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2013/05/12

「『はじおつ。』の半分はひまりんの友達と甲斐くんの友達の優しさでできています。」がよくわかる第3巻

『はじおつ。』第3巻

 重度の男性恐怖症を患う向日葵(ひまり)のために、お試しの度胸試しで始まった向日葵と甲斐の初めてのお付き合いも早2ヶ月が経った。お互いの友達に紹介する段階まで進んだ3巻では、両者の優秀なブレーン(?)たちがそれぞれ直接知り合うことを通じて、向日葵と甲斐だけでなく、友人たちの変化する心境も描かれている。

 向日葵を焚きつけた張本人でマンガ脳の柊子(しゅうこ)、向日葵大好きなガチ百合のやえという向日葵の2人の友人。向日葵が度胸試しで甲斐と付き合い始めたことを知っている腹黒な乙木、ムードメーカーで空気読んでなさそうなのに読んでいる丙崎(ひのざき)という甲斐の2人の友人。三者三様だった両サイドがボウリングとカラオケというリア充イベントで混ざり合い、柊子の決意を新たにさせ、やえの想いに覚悟を決めさせ、乙木の態度を軟化させ、丙崎のロマンを加速させる。向日葵と甲斐の初めてのお付き合いはその当事者だけでなく、周りを取り巻く親しい人たちをも同時に感化させ成長させている。作者もあとがきで「甲斐くんと向日葵の周りのキャラにスポットがよく当たる内容になった」と書いているが、誰かが誰かと付き合うとき、世間は急激に広くなり、関係の数は累乗で増えることに改めて気づかされた。

 ところで、『はじおつ。』の半分はひまりんの友達と甲斐くんの友達の優しさでできていると思うが、もう半分は生真面目系彼氏な甲斐くんとその匂いを嗅ぎたがる犬チック彼女なひまりんの気恥ずかしさでできていることは論を俟たない。その薬効は1冊読んだだけで恥ずかしさに激しく悶え死ぬこと……げに恐ろしや。

【出典】
・卯花つかさ 『はじおつ。』第3巻、芳文社<まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ>、2013年

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